『003 Vintage Sake 2022』は、袋吊りで滴り落ちる雫だけを集めた斗瓶取り純米大吟醸を 0 ℃で3年間氷温熟成させました。山形酵母で仕込み、県オリジナル酒米「雪女神」を40 %まで磨き上げたことで、とても山形酒らしい気品あるフローラルアロマが生まれ、そこに斗瓶取り特有の透き通る口当たりと、氷温熟成だけが作り出す、奥行きのある旨みが合わさりました。
醸造年 | 2022年 |
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熟成年数 | 3年 |
熟成温度 | 0℃ |
酒米 | 雪女神 |
精米歩合 | 40% |
アルコール度数 | 16% |
日本酒度 | +1 |
酸度 | 1.2 |
内容量 | |
製造元 | オードヴィ庄内 |
山形県初の大吟醸向け品種として育成されている雪女神を40%まで精米し、山形酵母を用いて醸されたこのお酒は、袋吊りでしたたり落ちる雫だけを斗瓶に集め、0 ℃で3年間氷温熟成させました。白桃やラ・フランスを思わせる気品あるフローラルアロマに、斗瓶取りならではの透き通る口当たり、そして氷温熟成がもたらす奥行きのある旨みが重なり、澄み切った余韻が静かに長く続きます。
日本酒の搾りの工程における特別な方法です。醪(もろみ)を酒袋に入れて吊るし、自然の重力で滴り落ちる雫を集める「袋吊り」という手法で搾られたお酒を、さらに「斗瓶」と呼ばれる18リットル入りの瓶に詰めて貯蔵することを指します。この方法で搾られたお酒は、圧力をかけずに自然に分離するため、雑味が少なく、クリアで繊細な味わいと香りが特徴です。また斗瓶に入れる事で、空気に触れる面積が減り、品質の変化を抑えられます。手間と時間がかかるため、非常に希少で高級な日本酒とされています。
オードヴィとはフランス語で「生命の水」の意。この自然に育まれた「生命の水」が、オードヴィ庄内の醸す全てのお酒には溢れています。鳥海山の伏流水が酒蔵の地下に湧き出し、周辺では質のよい農産物が豊富に採れ、歴史に培われてきた日本酒の醸造技術を用いて、米・水・技術の三位一体となる醸造を行って来ました。更に、庄内の豊かな農作物+生命の水+培われてきた醸造技術を駆使した新たな酒造りが今後のオードヴィ庄内の酒造りとなります。
外観は透明感と輝きのあるクリスタル、シルバー。香りは、黄リンゴや洋梨、メロン、菩提樹、アカシアのような華やかなアロマ、白玉団子やクリームチーズのニュアンス、さらには、ほのかにヒノキの香りが存在し、複雑性と心地良さを感じさせてくれる。
味わいはまろやかで豊潤、ソフトな甘味としなやかな酸味が調和し、香りで感じた果実や花のフレーヴァーが広がる。クリーミーさと旨味が感じられ、豊かな風味が綺麗なテクスチャーと共に余韻に長く続いていく。
・推奨グラスと飲用温度
スリムな形状のワイングラスで6~ 12度に冷やしてお楽しみください
・おすすめのペアリング料理
洋梨、生ハム、モッツァレラチーズのカプレーゼ風
鶏胸肉のサラダ仕立て サクランボとハチミツを添えて